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釣り人によるアマモ場再生プロジェクト「播種」を行いました!
6月にはアマモの花肢(種子)の採取を行い、フィッシャリーズ・フィッシャリーズ様のご協力のもと、約1か月間海水で保管しました。
その後、7月に種子を選別し、最終的にビン5つ分の種子を確保。これらは山本釣具センター様のご協力のもと、5か月間冷蔵保存していました。
今回は、12月の潮位が低くなるタイミングを利用し、早朝の暗いうちに集合してアマモの種まきを実施しました。
麻袋に海砂と種を入れて海底に固定し発芽させる「麻袋による播種」方法を行います。
麻袋に海砂を入れる
天然の種子は、1~1月頃に発芽しますので、12月頃が種子をまく適期となります。
まずは麻袋に10kgほどの海砂を入れます。
麻袋にアマモの種子を入れる
次に、アマモの種子を砂の表面にまんべんなく蒔きます。
この時、種子が乾燥しないようにすることがポイントです。
麻袋を造成場所の海底に固定する
海砂と種子を入れた麻袋を、流されないように海底に固定します。
これでアマモの種蒔きが完了です!
1月頃にはアマモの芽が
作業は一時間もしないうちに無事に終了しました。
順調に成長すると、来年1月頃にはアマモの芽が出るそうです。
アマモ場を含む藻場は「海のゆりかご」とも呼ばれ、魚やエビ、カニ、イカなど海の生物の生息地や産卵地となるほか、海水中の栄養塩を吸収して水質悪化を防ぐなど、漁場の生物生産や水質浄化において重要な役割を果たしています。
釣りを未来にわたって楽しむため、私たちは今後もアマモ場の造成に取り組んでいきます。
また、アマモ再生活動に加え、釣りゴミ問題やマナー啓発など、さまざまな活動を継続して行う予定です。
12月夜明け前の暗い海はとても寒かったですが、海砂を運んでいたら気付いたら身体も温まり、とても気持ちの良い一日の始まりとなりました。
参加いただいたBT委員会メンバー、ご理解ご協力いただいた漁協の方々、地域住民の方々、ありがとうございました。
今後の様子は、以下SNSや本サイトにてご報告させていただきますので、ぜひチェックお願いします!